『寒冷前線コンダクター』映画感想

2012.09.25 Tuesday

全然知らなかった。
もう上映も終わって、DVDも発売になったんですね。

公式サイト
http://fujimi-2.com/

キャストは「テニミュ」の高崎翔太さんや新井裕介さんとかで。
美形。

し、しかし、大丈夫なんだろうか。
富士見って馴れ初め・・・犯罪ですから。


発表当初から読んでいましたし、当時は「やむにやまれず圭もこういう愛情表現になったんだ」と、自分でもしこりを残しつつ、読みすすめていった話でした。
で、話が進むにつれ、二人の愛情の深さ、信頼、互を思う気持ち・・・そういうのが深まってすごくいい話だなぁと思えるようになったんです。

しかし、やっぱり1巻が嫌いで。

新刊が出て、最初から読みたくなって、読んだらやっぱり気分悪い。

なんで好きな相手にこういう行為に及んでしまうんだろう。
相手を傷つけるだけってわからないのか。
わかってても止められない気持ちとでも言いたいのか。
・・・言いたいんだろうけど。
そんなん愛じゃないから!

悠季も本当に愛し合うようになって、この事にどう折り合いをつけたのか。
というのを読んでる当時はいつも思ってました。
(3部あたりから読まなくなって、すっかりご無沙汰です)

今回は映画になったこの話を(またまたいい感じにうろ覚えになっていたので)新鮮な気持ちで見て見ることにしました。

昔とちがう見解でてくるかな〜。と自分自身も興味があったし。
実写ということで、映像でどんなふうに演出されるのかも興味あったので。


そんなわけで以下、映画ネタバレです。


まずは配役。
悠季役の高崎翔太さん。
メガネにあってる。すごくかわいい。
圭役の新井裕介さん。
でかい、タカビーな感じでかっこいい。でも、ちょっと暑苦しい(ごめん)
見た目はふたりともよかったです。
周りの脇役陣も、ベテラン集めててしっかり世界つくってくれています。
主役の二人の演技がいまいち・・・でも。

それはあまり多くを求めてはいけないのかも。
普段、ドラマCDですっごい臨場感あふれる声優さんの演技を聞き慣れてるとそう感じるのかもしれません。

話は・・・
明るく、会話もテンポよく、明るいコメディータッチになっていて、重くなりすぎず、でも、テーマはうまく表していて。終わりも続き(続くのか!!!)に希望が持てて、エンドロールも楽しめました。

悠季のモノローグも圭のモノローグ(文字付き)も、原作通りの内容なんですけど、生身の人間がいうとすごい破壊力になってます。

「悠季my love・・・」
とか。

普段の圭のしゃべり口調も。おかしいのなんのって。
実際にこんな人いたら、ぜったい浮いてるよ。
圭視点になってからの独白が、黒背景に白文字で出てきて、これがまた笑ける(ごめん。でもそういう効果?)
と、とにかく。これ映画館でみていたら大変なことになってたわと思う(笑い堪えるのに必死で)
という圭を、最後まで演じきった新井さん、すごいかもしれん。

演技の下手さは情熱で補って余りあるという感じです。


問題の強姦シーンは。
悠季はもうちょっと抵抗して欲しい気もしますが、それでも、一生懸命逃れようとしながら、押さえつけられて、尚ももがいて、顎押さえつけられられてキスされて、後ろから犯されながら手を振って抵抗しようとしているシーンは、真に迫っていて。
タンホイザーを指揮する圭の映像と、やりながらいっちゃってる表情と、腰使いが・・・さらに相乗効果というか、強姦シーンを衝撃的に描いていると思います。
(原作では悠季感じてたやん・・・とか言うのは無しで。感じてたからいいのかとか、素質あるとか、許してるとか、強姦の事実の前にそれはありえない)
ガラスに映る二人のシーン長いです。
ベッドの上のメガネも揺れてるし。
(実際は抜かず3発でもっと長いんですが)
いや、ほんと体当たり演技。
役者さんすごい。
これが痛々しいので、そのあとの夢おちな綺麗なラブシーンにちょっとこころ洗われます。
こっちはめちゃめちゃ甘かったです。
しかし、悠季的には悪夢。
寝汗のすごさがまたリアルでした。

あと、無駄に圭のシャワーシーンとかあります。(サービスだなぁ)

この強姦野郎のことを、やったことは許せないけど才能を認めて引き止める・・・みたいな流れで、最終的に「こうして僕らの富士見は始まった」というふうなエンドに持っていくわけですが。

(川島さん的にいう「やれちゃった許しちゃった」はわたし的にはあまり共感できません)


映画は短くて仕方ないかもしれませんが、それでもうまくまとめていたと思います。


総評として。
よかったです。
ただのBLだけでなく、女性も、周りのキャラも、街も、すごく息づいている感じがして。
一般の映画としても受け入れられそうな気がしました(無理?)

第二弾も出たらいいなあと思います。

しかし桐ノ院のマンション防音の割に、ドアどんどん叩いて叫ぶ悠季の声丸聞こえで。
安普請・・・?




原作も今月出てた新刊でついに最終巻を迎えたみたいなので。
18年・・・長かったですね。


読めそうなら最後まで読んでみたいです。
なんだかんだ言っても、最後どうなるのか気になるので。

でも、途中途中で桐ノ院が「犯しますよ」とか「犯したいほど悩ましい」とかあんまり言わないことを祈ります。
・・・こいつ本当に反省してるのかとイラっとするから。
(最後まで腹立てずに読めたらいいですね・・・)
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